医療脱毛をする際にクリニックの脱毛器で使われているレーザーの効果を確認することは非常に重要です。
そのため「アレキサンドライトレーザーだけど大丈夫?」「効果はあるの?」と不安な人も少なくないでしょう。
そこで本記事ではアレキサンドライトレーザーの効果について詳しく解説していきます。
ほかのレーザーとの違いや、効果的な部位など詳しくまとめているので、ぜひ参考にしていただき、医療脱毛を成功させてください。
- アレキサンドライトレーザーの特徴
- アレキサンドライトレーザーとほかのレーザーの違い
- アレキサンドライトレーザーをおすすめする人
自分に合った脱毛機器の選び方やどのクリニックがどの脱毛器を採用しているのか、以下の記事で詳しく解説しています。

アレキサンドライトレーザーに効果はある?特徴を解説!
まずはアレキサンドライトレーザーの効果や痛みなどの特徴を解説していきます。
基本的な特徴をチェックし、ご自身に合っているレーザーなのか確かめてみましょう。
メラニンへの反応が良く濃い毛に効果が高い
アレキサンドライトレーザーは、メラニンへの反応が良いという特徴があります。メラニンとは人の身体に作られる色素のことで、皮膚や髪の毛などに含まれています。
端的にいえば、髪の毛の黒さに反応しやすく、しっかりと毛に対して照射ができるということです。
特に濃い毛に対しては反応が良いため、すぐに効果を実感できるようになります。
特に色白の人に適している
メラニンへの反応が良いため、どちらかというと色黒の人よりは色白の人に適しています。
色黒の人だと皮膚のメラニンに反応してしまい、皮膚へ強く照射してしまうこともあるためです。
反対に色白の人だと、皮膚へ照射せずに、しっかりと毛にだけ集中的に照射できるので、高い効果を出せます。
根が深い毛には効果が薄い
医療脱毛のレーザーには「波長」という光の波のようなものが決まっています。
この波長の長さによって、レーザーの光がどれだけ皮膚の深くまで到達するかが決まります。
アレキサンドライトレーザーの波長は、医療脱毛のレーザーの中でも特に短いため、皮膚の表面近くまでしか届きません。
言い換えるなら、根が浅い毛には効果的に照射できるのですが、根が深い毛には効果が薄くなります。
そのため、VIOや男性のヒゲなどの根が深い部位に対しては最適なレーザーではないといえます。
医療脱毛レーザーの中では平均的な痛み
アレキサンドライトレーザーは、医療脱毛のレーザーの中では平均的な痛みです。
ヤグレーザーよりも痛みは少ないものの、ダイオードレーザーよりは痛みを感じます。
具体的には、輪ゴムではじかれるような痛みと例えられることが多いです。
アレキサンドライトレーザーにデメリットはある?リスクをチェック!
アレキサンドライトレーザーで医療脱毛をするなら、デメリット・リスクについても理解しておきましょう。
医療脱毛をする際に、特に挙げられる以下3つのリスクについて解説していきます。
硬毛化
硬毛化とは、照射した毛がなくなるどころか、逆に太く・濃くなってしまう現象です。
明確な原因は判明しておらず、アレキサンドライトレーザーに限らず、どのレーザーで脱毛をするにしても発生のリスクがあります。
とはいえ、硬毛化発生後に再度照射をすれば脱毛は可能なので、過度に心配する必要はありません。
どうしても不安な場合は、硬毛化が発生したときに医師に診察してもらえるクリニックを選びましょう。
毛嚢炎
- レーザーの照射によって毛穴が開き雑菌が入る
- クリニックの衛生管理が悪く照射時に機械から雑菌が入る
- 照射前のシェービング時に皮膚が削れて雑菌が入る
毛嚢炎とは、毛穴に雑菌が入ってニキビや赤いブツブツができる炎症のことです。
発生する原因はさまざまありますが、おおむね雑菌の侵入を避ければ防げます。
脱毛前のシェービングでは肌を傷つけないようにしたり、施術後は患部を不用意に触らず、清潔な状態を保ったりすることで対処可能です。
赤み・炎症反応
- レーザーの出力を下げてもらう
- 施術前後は日焼けしないようにする
- 冷却機能に優れた機械を選ぶ
- 施術前や当日中は熱いお風呂は避ける
赤みや炎症反応は、アレキサンドライトレーザーの照射時に肌が熱くなることで発生します。
端的にいえば、肌へのダメージが強いと皮膚が赤くなるというものです。
肌が強い人は赤みはほとんど出ませんが、敏感肌の人は赤くなりやすいです。
とはいえ、敏感肌の人でも1日もたてばおおむね回復し、長引いても数日あれば元通りの肌になります。
冷却機能に優れた脱毛機「ソプラノアイスプラチナム」を選ぶことで対策できますし、ほかの機械でもスタッフの人に出力を下げてもらうように伝えれば対策可能です。
出力をあまりにも下げてしまうと脱毛効果も下がってしまいます。医療脱毛をするなら、ある程度のリスクや痛みは許容して、効果を出すことに
アレキサンドライトレーザーとほかのレーザーとの効果の違い
続いて、アレキサンドライトレーザーとほかのレーザーの違いを解説します。
ほかのレーザーの効果も理解したうえで、どのレーザーの機械で脱毛するべきなのか検討しましょう。
濃い毛への効果はアレキサンドライトレーザーが一番
メラニンへの反応 | |
---|---|
アレキサンドライトレーザー | 高い |
ダイオードレーザー | 中間 |
ヤグレーザー | 低い |
メラニンへの反応で比較するとアレキサンドライトレーザーが一番高いです。つまり、濃い毛に対する効果が一番良いということです。
ただし、その分、色黒の肌、日焼け肌に対しても反応してしまう点は留意しなければいけません。
一般的に脱毛は数ヶ月から1~2年かけて完了するため、現状で日焼けをしていなくても、夏になって日焼けすることは少なくありません。
そのため、夏の日焼け対策は必須と考えておきましょう。
ダイオードレーザーは痛みが少ない
痛み | |
---|---|
アレキサンドライトレーザー | 輪ゴムではじかれるような痛み |
ダイオードレーザー | 温かみを感じるような痛み |
ヤグレーザー | 針で刺すような痛み |
痛みで比較するなら、ダイオードレーザーが一番少ないです。
ダイオードレーザーは蓄熱式で照射をすることが多いため、痛みは非常に少なく、あったとしても温かみを感じる程度です。少し熱いマグカップを当てるような痛みとも表現されます。
対してアレキサンドライトレーザーは、輪ゴムではじかれるような痛みと表現されることが多く、人によっては麻酔が必要になります。
なお、ヤグレーザーは皮膚の深くまで照射するため、痛みは一番強いです。
ヤグレーザーは根が深い毛に効果的
波長 | |
---|---|
アレキサンドライトレーザー | 755nm |
ダイオードレーザー | 800nm~940nm |
ヤグレーザー | 1064nm |
医療脱毛のレーザーを選ぶうえでもう一つ確認しておきたいのが、波長の長さです。波長が長いほど皮膚の奥深くまでレーザーが届きます。
アレキサンドライトレーザーは波長が短いため、毛根が皮膚表面に近い毛に対して効果的です。
対して、ヤグレーザーは波長が長いため、毛根が奥深くにある毛に対して効果があります。
そのため、アレキサンドライトレーザーは濃い毛に対して有効なのですが、男性のヒゲのような根が深い毛に関しては、ヤグレーザーのほうが適しています。
アレキサンドライトレーザーが効果的な部位
続いて、アレキサンドライトレーザーが効果的な部位を解説していきます。
以下の部位の脱毛を考えているなら、ぜひアレキサンドライトレーザーを検討してみてください。
ワキ
アレキサンドライトレーザーは濃い毛で、それでいて皮膚表面近くに根がある毛に有効と解説しましたが、それが最も顕著なのがワキです。
そのため、ワキ毛の脱毛に特に適しています。
「ワキ毛だけ脱毛したい」という人は少なくないかと思いますので、そんな人はぜひアレキサンドライトレーザーを選んでください。
太もも
太ももも比較的濃くて根が深くないため有効です。
太ももだけを部分脱毛をするケースは少ないのですが、足全体の脱毛をする場合にもアレキサンドライトレーザーはおすすめなので覚えておきましょう。
夏でも太ももは日焼けしにくく、色白になりやすいのもおすすめな理由の一つです。
ひざ下
ひざ下も毛が濃くて根が深くないのでおすすめです。
特にひざ下は人目につきやすいので、自己処理を頻繁にしている人は多いかと思います。
ひざ下の脱毛をすれば、自己処理の手間を大きく減らせますし、肌トラブルも回避しやすくなります。
「ひざ下を自己処理しすぎてカサカサになっている」「自己処理のせいで荒れている」という人にもおすすめです。
アレキサンドライトレーザーで効果が出るまでの回数・期間の目安
部位 | 脱毛完了までの回数目安 | 脱毛完了までの期間目安 |
---|---|---|
顔 | 5~10回 | 8~12カ月 |
ワキ | 5~8回 | 7~12カ月 |
VIO | 8~10回 | 12~15カ月 |
背中 | 5~10回 | 12~15カ月 |
足 | 5~8回 | 9~12カ月 |
腕 | 5~8回 | 9~12カ月 |
あくまで目安ですが、アレキサンドライトレーザーで医療脱毛をして完了するまでの回数・期間は上記の通りです。
顔・背中・腕などのもともとあまり毛が濃くない部位は、完全に産毛がなくなるまで脱毛するとなると、かなりの回数が必要になります。そのため、個人差はありますが、5回で効果が実感でき、ツルツルを目指すなら8~10回がおおよその必要な照射回数の目安です。
ワキのような濃い毛が目立つ部位は5~8回ほど照射をして、ほぼツルツルの状態を目指せます。
VIOは特に濃く毛根も深いため10回程度の回数は必要になると考えておきましょう。
ただし、クリニックによっても必要としている回数は異なります。ご自身の毛質や肌質によっても必要な期間・回数は変化するので、詳細を知りたい場合はクリニックにてカウンセリングを受けましょう。
アレキサンドライトレーザーをおすすめする人・しない人
- ワキ・太もも・ひざ下の脱毛を考えている人
- 濃くて目立つ毛を脱毛したい人
- ヤグレーザーが痛すぎて耐えられなかった人
- 痛みを極力抑えたい人
- 男性でヒゲ脱毛を考えている人
- 色黒の人
ワキや太もも、ひざ下などの濃くて目立つ毛を脱毛したい人におすすめです。
また、濃い毛のなかでも根が深くない毛の脱毛に向いています。
ただし、痛みはそれなりにあるので、痛みを極力抑えたいならダイオードレーザーが良いです。
男性のヒゲのように、根が深い毛はヤグレーザーがおすすめです。
メラニンへの反応が良いため、色黒の人や、日焼けする人には向いていない点も留意しておきましょう。
アレキサンドライトレーザーを照射できる主な脱毛器
続いて、アレキサンドライトレーザーを照射できる脱毛器を解説していきます。
対応しているクリニックも同時に紹介しているので、ぜひ参考にしていただき、自分に合ったクリニックを見つけて脱毛を成功させてください。
ジェントルシリーズ
ジェントルシリーズ | |
---|---|
照射方法 | 熱破壊式 |
対応のクリニック | 湘南美容クリニック・ルシアクリニック・高須クリニック・リゼクリニックなど |
特徴 | 熱破壊式のみ搭載で即効性が高い |
ジェントルシリーズとは「ジェントルレーズ」「ジェントルマックスプロ」などの、ジェントルの名がついたキャンデラ社開発の脱毛器のことです。
最も大きな特徴が、熱破壊式のみを搭載している点です。
蓄熱式を搭載している機械は痛みを抑えやすいという特徴があるものの、連続照射をする特性を活かしてスピーディーで効果の薄い施術をされてしまうことも少なくありません。
たとえば「スピードプラン」というようなプランは、蓄熱式でスピーディーに滑らせながら簡単な照射をするだけで、毛に効果的なダメージを与えられず、十分な脱毛効果を得られないことがあります。
蓄熱式が効果がないといわれているのは、このような背景があるためです。正しく照射をするプランなら効果は十分あります。
熱破壊式のみで照射できるジェントルシリーズなら痛みはあるものの、効果の高さに期待が持てますし、蓄熱式でスピーディーな照射をされてしまう恐れもありません。
ジェントルマックスプロを取り扱う各エリアごとのクリニックに関して、以下の記事でまとめています。



ソプラノアイスプラチナム
ソプラノアイスプラチナム | |
---|---|
照射方法 | 蓄熱式 |
対応のクリニック | ジェニークリニック・レジーナクリニックなど |
特徴 | 3種のレーザーを同時照射 |
「ソプラノアイスプラチナム」は、3種のレーザーを同時に照射してくれるのが大きな特徴です。
そのため、毛質に関係なく効果を出せます。
また、冷却機能も優秀で、照射した部位を冷やして火傷のリスクを抑えられます。
上位機種の「ソプラノチタニウム」も同様に対応しています。
ソプラノアイスプラチナムの効果や口コミに関して、以下の記事で詳しく解説しています。

ラシャトリニティ
ラシャトリニティ | |
---|---|
照射方法 | 熱破壊式・蓄熱式 |
対応のクリニック | 大美会クリニックなど |
特徴 | 熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能 |
「ラシャトリニティ」は、熱破壊式と蓄熱式の切り替えができる脱毛器です。
さらに3種のレーザーに対応しているので、すべての毛質・肌質に対応できるといっても過言ではありません。
照射するスタッフの技術力が重要な脱毛器なので、利用する際はクリニックの口コミもしっかりとチェックしておきたいところです。
なお、上位となる「ラシャトリニティプロ」も、同様に対応しています。
アレキサンドライトレーザーを扱っているおすすめクリニック3選
アレキサンドライトレーザーで照射できる脱毛器を取り扱っているおすすめのクリニックを3つまとめました。
3つとも全国的に展開しているので、ご自身に合ったクリニックを見つけて、アレキサンドライトレーザーですべすべの肌を手に入れましょう。
1.湘南美容クリニック

- 人気のジェントルマックスプロを導入
- スプレンダーXやアバランチレイズもアレキサンドライトレーザーに対応
- 料金が安くて都度払いにも対応
湘南美容クリニックは全国的に展開している大手の美容クリニックです。
クリニック数が非常に多く、どこに住んでいても通いやすいですよ。
アレキサンドライトレーザー対応の脱毛器はジェントルマックスプロ・スプレンダーX・アバランチレイズと非常に多いです。
また、料金が安いというのも特徴的で、都度払いも可能なので気軽に試せます。
まずは近くの湘南美容クリニックを探して、無料カウンセリングだけでも受けてみてくださいね。
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2.レジーナクリニック



- ジェントルレーズプロ・ソプラノチタニウムを導入
- 機種の選択が可能
- 契約当日から照射可能
レジーナクリニックではジェントルレーズプロ・ソプラノチタニウムという、2種の脱毛器を導入しています。
どちらもアレキサンドライトレーザーで照射可能で、さらに脱毛器の選択が可能です。
ジェントルレーズプロは熱破壊式で即効性があり、ソプラノチタニウムは蓄熱式で痛みが少ないです。
契約当日から照射ができるので「早く脱毛してツルツルの肌を目指したい」という人はぜひ検討してみてください。
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3.ルシアクリニック



- ジェントルレーズプロ・ジェントルマックスプロを導入
- 熱破壊式のみで即効性に期待大
- 肌トラブル時の治療費は無料
ルシアクリニックは熱破壊式での脱毛が人気のクリニックです。
アレキサンドライトレーザーに対応している機械はジェントルレーズプロ・ジェントルマックスプロの2つを用意しており、どちらも熱破壊式で照射をしてくれます。
端的にいえば、痛みはあるものの即効性に高い期待が持てます。
痛みが強いと肌トラブルが気になりますが、肌トラブル時の治療費は無料なので安心ですよ。
\ 効果が高い医療脱毛 /
アレキサンドライトレーザーの効果に関するよくある質問
- アレキサンドライトレーザーはシミ取りにも効果的?
-
アレキサンドライトレーザーはシミ取りにも使われます。しかし、脱毛で使われるアレキサンドライトレーザーとは、照射方法も出力も異なるため、脱毛の照射でシミが取れるわけではありません。シミ取りをしたい場合は脱毛ではなく、きちんとシミ取りの施術を受けましょう。
- 痛みに弱い人でもアレキサンドライトレーザーで大丈夫?
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アレキサンドライトレーザーでも、機械によって照射方法は異なります。蓄熱式で照射できる機械なら痛みを抑えられますが、ジェントルシリーズのような熱破壊式の機械だと痛みは強いです。痛みに弱いなら少なくとも麻酔が用意されているクリニックを利用しましょう。中には麻酔が無料のクリニックもあるので上手に活用してください。
- アレキサンドライトレーザーはVIOに効果ある?
-
VIOにも効果があります。ただし、より高い効果を得たいならヤグレーザーのほうがVIOには効果的と考えられます。
- アレキサンドライトレーザーは産毛に効果ある?
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アレキサンドライトレーザーはメラニンへの反応によって効果が出ます。そのため、メラニン色素の薄い産毛に対しては大きな効果は出にくいです。
まとめ
- アレキサンドライトレーザーは濃い毛に対して有効
- 特にワキや太ももなどの部位におすすめ
- 根が深くて濃い毛ならヤグレーザーのほうが適している
- 痛みを抑えたいならダイオードレーザーがおすすめ
- ジェントルシリーズがアレキサンドライトレーザーで照射できる
アレキサンドライトレーザーはメラニンへの反応が良いため、濃い毛に対して有効です。
具体的にはワキや太もも、ひざ下などの部位を脱毛する際に活用しましょう。
なお、根が深くて濃い毛はヤグレーザー、痛みを抑えたいならダイオードレーザーがおすすめです。
自分の脱毛したい部位に合わせて、最適なレーザーを選び、効率的に脱毛をしましょう。